「定着率が高い職場=良い職場」
そう思って転職先を決めたのに、入ってみたら「なんか違う…」と感じたことはありませんか?
数字の裏には、意外な落とし穴があることもあります。
この記事では、理学療法士が定着率を“正しく見抜く”ための視点をお伝えします。
定着率が高い職場=働きやすい職場、とは限らない
「定着率90%」と聞くと、とても魅力的に見えますよね。
でも、その数字が“なぜ”そうなっているのかが大事です。
たとえば、私が以前見学に行った職場も定着率90%を超えていました。
でも詳しく聞いてみると、「昔からいる人たちがずっと働いていて、新しく入った人はすぐに辞めてしまう」とのことでした。
つまり、定着率が高く見えても、本当は新人がなじみにくい職場だったのです。
数字だけを鵜呑みにせず、“その理由”にも目を向けてみましょう。
新人が定着しやすい職場かどうかを見極める
見学や面接で、以下のような点をチェックしてみましょう。
- 最近入ったスタッフが長く続いているか?
- 若手スタッフの割合は?
- 育成体制が整っているか?
「スタッフの平均年数が長い=良い職場」とは限りません。
新しい人が定着できているかどうかも、重要な指標です。
「定着率が高い」の裏に隠れた注意点とは?
定着率が高い理由が、「人間関係が強すぎて辞めにくい」「ベテランばかりで風通しが悪い」などの場合もあります。
- 長年同じメンバーで固定されている
- 新人に対して“暗黙のルール”が多い
- 離職者の理由を聞いてもはっきりしない
こういったケースでは、新しい人が入りにくく、なじみにくい可能性があります。
数字では見えない“空気感”を、自分の目で確かめることが大切です。
見学では「空気感」「表情」「声かけ」に注目
見学に行く際は、以下のような視点を持ってみましょう。
- スタッフ同士の会話の雰囲気は?
- 笑顔や声のトーンに違和感はないか?
- 見学者への対応が親切か?
職場の雰囲気は、実際に現場に行って初めてわかることも多いです。
数字より、こうした“現場のリアル”が判断材料になります。
まとめ|数字より「自分に合う職場」を見抜こう
- 定着率の数字だけで判断しない
- 新人の定着や雰囲気を見る
- 育成やサポート体制も重要
- 気になることは遠慮せず見学時に確認を
あなたに合う職場は、数字ではなく“現場のリアル”に隠れています。
納得できる職場選びを、焦らずじっくり進めていきましょう。
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