理学療法士として働きながら、「そろそろ転職したいな…」と思っても、実際にどう進めれば良いか分からないという声をよく聞きます。
この記事では、現役PTとして採用にも関わっている私の経験から、転職活動をスムーズに進めるためのステップを5つに分けて解説します。
1. 転職を考え始めたら「目的」を明確にする
最初にやっておきたいのが、「何のために転職したいのか」を自分の中で言葉にすることです。
- 給与を上げたい
- 働き方を変えたい(時短・パートなど)
- 職場の人間関係に悩んでいる
- 専門性を伸ばしたい
この目的がはっきりしているかどうかで、転職先選びも面接での受け答えもブレなくなります。
2. 情報収集|求人情報だけでなく「雰囲気」もチェック
いきなり応募ではなく、まずは情報収集から。
- 転職サイトで求人を見てみる
- SNSや口コミで職場の雰囲気を調べる
- 実際に働いている人に話を聞いてみる
できれば、見学や短期アルバイトなどで現場を体験してみるのもおすすめです。
私は以前、副業で入った施設の雰囲気が良くて、のちに正職員として転職しました。
3. 転職サイト・エージェントを活用する
在職中でなかなか動けない人ほど、転職エージェントの活用は非常に有効です。
- 自分の希望条件をヒアリングしてくれる
- 非公開求人を紹介してくれる
- 条件交渉や面接日程の調整もしてくれる
私の職場でも、面接にエージェントが同席していたケースがあり、応募者もリラックスして話せていたのが印象的でした。
給与面や待遇など、聞きづらいことも代わりに確認してくれていて、本人も安心できた様子でした。
※理学療法士向けのおすすめ転職支援サービスは、別記事で詳しくまとめています(準備中)。
4. 書類の準備|履歴書・職務経歴書は“自分を伝えるツール”
応募時には、しっかりと整った書類を用意しておくことが重要です。
- 志望動機や自己PRを空欄にしない
- 手書きなら丁寧に、パソコンならレイアウトに注意
- 数字(担当患者数、在宅復帰率など)を入れると説得力UP
詳細は「理学療法士の履歴書・職務経歴書の書き方」記事で解説しています。
5. 応募〜面接|マナーと“伝え方”が合否を分ける
面接ではスキルや経歴以上に、「この人と一緒に働きたいか?」が見られています。
- 自分の言葉でしっかり話す
- 相手の質問に誠実に答える
- 最後に「質問はありますか?」で意欲を見せる
転職理由をネガティブに話しすぎないことも大切です。
「より成長できる環境を探している」という前向きな伝え方を意識しましょう。
まとめ|転職は“選ぶ力”を身につけるチャンス
理学療法士の転職は、勢いで動くのではなく「目的」と「段取り」が大切です。
- 転職の目的を明確にする
- 情報収集で職場の雰囲気もチェック
- 転職支援サービスを味方にする
- 書類と面接で自分を丁寧に伝える
今の職場で感じた違和感は、次のステップに進むサインかもしれません。
自分らしい働き方を実現するために、焦らず、でも一歩ずつ前に進んでいきましょう。
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