「転職したほうがいいのかもしれない」と感じ始めたときに
「今すぐ辞めたいわけじゃないけど、このままでいいのかな」
理学療法士として働いていると、ふとそんな考えが頭をよぎることがあります。
大きな不満があるわけではない。
でも、仕事の疲れが抜けにくくなったり、将来の話になると気持ちが重くなったりする。
それでも、「転職理由を聞かれたら何て答えればいいのか」と考えると、言葉に詰まってしまう。
実際、私自身も転職を考えたとき、
「給料が低い」「人間関係が合わない」
といった単純な理由では説明しきれない、モヤっとした感覚を抱えていました。
この記事は、転職を勧めるものではありません。
転職する・しないを決める前に、
自分の中にある理由を整理するための問いかけ集です。
結論|後悔しない転職の第一歩は「理由をはっきりさせること」
転職で後悔するケースの多くは、
「なぜ転職したかったのか」を十分に整理しないまま動いてしまったときです。
条件だけを見て転職すると、
・思っていた働き方と違った
・別の不満が出てきた
ということが起こりやすくなります。
大切なのは、
自分にとって何がつらく、何を大切にしたいのかを知ること。
そのために有効なのが、問いかけです。
問いかけ①|今の職場・働き方について
- 今の職場で、一番ストレスを感じているのはどんな場面か
- そのストレスは「業務量」「人」「役割」のどれに近いか
- 配置換えや担当変更で解決しそうか
- この職場であと3年働くと想像したとき、気持ちはどう動くか
私自身、ここを考えたとき
「仕事内容そのものより、裁量のなさがしんどいのかもしれない」
と気づきました。
不満の正体が見えてくると、転職以外の選択肢も冷静に考えられるようになります。
問いかけ②|仕事内容・専門性について
- 今の臨床にやりがいを感じているか
- 本当は挑戦してみたい分野を我慢していないか
- この分野を5年後も続けたいと思えるか
- 「この経験を積んできてよかった」と言えそうか
転職を考えた当時、
「この仕事は嫌いではないけれど、毎日同じようなリハビリが続いていて、このままでいいのだろうか」
という感覚がありました。
これは、転職を考える上で一つのサインになることがあります。
問いかけ③|労働条件・生活とのバランス
- 給与や勤務時間に納得できているか
- 仕事が生活を圧迫していないか
- 今の働き方は、体力的・精神的に続けられそうか
- お金以外で我慢していることは何か
「忙しいのは仕方ない」と思っていても、
それが慢性化すると、気づかないうちに疲れていきます。
問いかけ④|人間関係・職場文化
- 職場で安心して意見を言えているか
- 相談できる相手はいるか
- 評価や指導に納得感はあるか
- 職場での自分は、無理をしていないか
転職を考えた理由を掘り下げると、
仕事内容ではなく「人との関係」が大きく影響しているケースも少なくありません。
問いかけ⑤|将来像・キャリア全体
- 5年後、どんな理学療法士でいたいか
- 今の職場は、その将来像につながっているか
- 転職しないことで失いそうなものは何か
- 転職によって得たいものは何か
私の場合、
「今の延長線上に、なりたい自分が見えない」
と感じたことが、転職を考える大きなきっかけでした。
整理のコツ|問いかけの答えを判断軸に変える
すべての問いに明確な答えが出なくても問題ありません。
大切なのは、
・何度も出てくる不満
・繰り返し引っかかる違和感
に注目することです。
感情と事実を分けながら、
「これは譲れない」「これは妥協できる」
を整理していくと、判断軸が少しずつ見えてきます。
まとめ|転職は決断ではなく、整理から始めていい
転職を考えること自体は、決して悪いことではありません。
でも、理由が曖昧なまま動くと、後悔につながりやすくなります。
問いかけを通して、
「自分は何に悩み、何を大切にしたいのか」
を整理する。
その上で、
転職する・今はしない・環境を変える
どれを選んでも、それは納得のいく選択になります。


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