「週5フルタイムが当たり前」と思い込んでいませんか?
理学療法士として働いていると、「常勤=週5日フルタイム勤務」が当たり前のように感じます。
周囲を見渡しても、ほとんどが週5勤務。新人の頃からその働き方が標準なので、疑問を持つ機会もあまりありません。
でも、
- 体力的にきつい
- 家族との時間が取れない
- 毎日仕事だけで終わる
- この働き方を何十年も続けられる気がしない
そんなモヤモヤを感じている人も多いのではないでしょうか。
私自身も忙しい毎日の中で、「このままずっと同じペースで働き続けられるのかな?」と不安になることがありました。
最近は、理学療法士の働き方も少しずつ多様化しています。
週5常勤だけが正解ではなく、「自分に合った働き方を選ぶ」という考え方も広がってきました。
今回は、理学療法士が週5常勤以外を選ぶ働き方のメリットと現実について、現場で感じたリアルも交えながら整理していきます。
週5常勤以外にはどんな働き方がある?
まず、常勤以外の選択肢を整理してみましょう。
理学療法士には、意外とさまざまな働き方があります。
- 週4日勤務(短時間常勤)
- パート勤務(午前のみ/午後のみ)
- 非常勤・アルバイト
- 訪問リハビリとの掛け持ち
- 副業や在宅ワークと組み合わせる働き方
施設や法人によっては、「曜日固定勤務」や「時短常勤」など柔軟な契約形態もあります。
以前は珍しかった働き方ですが、最近は人手不足の影響もあり、相談できる職場も増えてきました。
週5以外を選ぶメリット
① 体力的・精神的な余裕が生まれる
理学療法士の仕事は、想像以上に消耗します。
立ち仕事や移乗介助、記録業務、家族対応、多職種連携など、1日働くだけでもかなりのエネルギーを使います。
これを週5日続けると、気づかないうちに疲労が蓄積していきます。
勤務日数を1日減らすだけでも「回復する時間」ができ、結果的に1回1回のリハビリに集中しやすくなります。
「楽になる」というより、「長く続けられる状態に近づく」という感覚に近いかもしれません。
② 家庭・プライベートとの両立がしやすい
子育て、家事、親の介護、趣味や自己研鑽など、年齢とともに仕事以外の役割は増えていきます。
週4勤務や時短勤務にすることで、「生活が回る感覚」を取り戻せたという声もよく聞きます。
仕事を減らす=逃げではなく、生活全体のバランスを整えるための前向きな選択です。
③ キャリアの選択肢が広がる
空いた時間を、
- 勉強
- 資格取得
- 副業
- 別分野への挑戦
などに使うこともできます。
収入源やスキルを分散しておくことで、将来への不安も小さくなります。
「病院一本」ではなく、複数の軸を持つ働き方も、これからの時代に合ったキャリア設計と言えるでしょう。
実際に感じた「リアルな変化」
私は現在も週5日勤務を続けています。
ただ、同じ職場で働く同僚の中には、週4日勤務やパート勤務を選んでいる理学療法士もいます。
特に子育て中の女性スタッフは、生活スタイルに合わせて勤務日数を調整していました。
最初は正直、「収入が減って不安じゃないのかな?」と思っていました。
でも実際に話を聞いてみると、
- 子どもと過ごす時間が増えて気持ちに余裕ができた
- 家のことが回るようになってストレスが減った
- 前より仕事にも集中できるようになった
そんな声が多かったんです。
そして印象的だったのは、みんな以前より穏やかに働いているように見えたことでした。
時間に追われている感じが減り、無理をしている様子が少なくなったように感じました。
その姿を見て、「週5常勤だけが正解ではないのかもしれない」「ライフステージに合わせて働き方を変えるのは自然なことなんだ」と、私自身の考え方も変わりました。
理学療法士という仕事は長く続ける職業です。
だからこそ、無理を続けるよりも「続けられる働き方」を選ぶことのほうが大切なのかもしれません。
もちろんデメリットもある
- 収入が下がる
- 賞与が減る
- 責任ある役割を任されにくい
- 昇進しづらい場合がある
理想だけで決めるのではなく、生活と収入のバランスを踏まえて検討することが大切です。
大切なのは「正解」ではなく「自分に合う形」
理学療法士の働き方に正解はありません。
働き方は固定ではなく、ライフステージに合わせて変えていいものです。
「みんなが週5だから」ではなく、「自分はどう働きたいか?」を基準に考えてみてください。
それだけで、気持ちはずいぶん楽になります。
まとめ
- 理学療法士にも週5常勤以外の選択肢は増えている
- 勤務日数を減らすことで心身の余裕が生まれる
- 家庭やキャリアとの両立がしやすくなる
- 収入面のデメリットもあるため事前の検討が必要
- 大切なのは自分に合ったバランスを選ぶこと
長く働く職業だからこそ、「頑張り続ける働き方」より「続けられる働き方」を。
一度、自分の理想の生活から逆算して、働き方を見直してみてはいかがでしょうか。

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