「賞与4ヶ月分!」
求人票でこの言葉を見ると、
「けっこうもらえそうだな」と思いますよね。
私も以前、転職を考えたとき、真っ先に「ボーナス何ヶ月?」をチェックしていました。
でも実は、
賞与の“月数”だけを見ていると、簡単に年収で損をします。
実際に入職してから
「思ったよりボーナスが少ない…」
「年収が全然上がらない…」
と後悔する理学療法士は少なくありません。
理由はシンプルです。
賞与は「基本給 × ○ヶ月」で決まるから。
つまり、
基本給が低い職場では、いくら「4ヶ月分」「5ヶ月分」と書いてあっても、金額は伸びません。
この記事では、
・賞与の仕組み
・求人票の正しい見方
・年収で損しないチェックポイント
を、臨床現場のリアルも交えながら解説します。
転職で後悔したくない方は、ぜひ最後まで読んでください。
理学療法士の賞与はどうやって決まる?まずは基本の仕組み
まず大前提として知っておきたいのが、賞与の計算方法です。
多くの病院・施設では、
賞与 = 基本給 × ○ヶ月分
で計算されます。
たとえば、
基本給20万円 × 4ヶ月
= 80万円(年間賞与)
という形です。
ここで重要なのは、「基本給」という部分です。
手当はボーナスに含まれないことが多い
月給の内訳を見ると、
・資格手当
・住宅手当
・調整手当
・固定残業代
・処遇改善手当
など、さまざまな手当がついています。
しかし多くの職場では、これらは賞与の計算に含まれません。
つまり、
月給25万円 = 基本給18万円+手当7万円
のような場合、
賞与は「18万円×○ヶ月」で計算されます。
「月給25万円 × 4ヶ月」と思っていると、実際の支給額との差に驚くことになります。
ここが求人票の最大の落とし穴です。
「賞与4ヶ月分」に騙される理由|年収が伸びないカラクリ
具体的に比較してみましょう。
ここでは「基本給のみ」で比較しています。
ケース①
基本給18万円、賞与4ヶ月
→ 18万 × 4 = 72万円(年間賞与)
ケース②
基本給24万円、賞与3ヶ月
→ 24万 × 3 = 72万円(年間賞与)
この時点で賞与額は同じです。
さらに毎月の給与も「基本給ベース」で6万円差があるため、
年間トータルでは②の方が年収は高くなります。
「4ヶ月」という数字だけ見ると①が良さそうに見えますが、
実際は逆転することも普通にあります。
求人票の“見た目の月数”は、思っているほど当てになりません。
求人票で絶対チェックすべき5つのポイント
転職時は、次の5つを必ず確認しましょう。
① 基本給はいくらか
② 賞与は何ヶ月分か
③ 昇給額はいくらか
④ 手当の内訳は何か
⑤ モデル年収の根拠は何か
特に重要なのは「基本給」と「昇給」です。
基本給が高い職場ほど、
・賞与が増える
・毎年の昇給額が増える
・退職金が増える
と、長期的な年収差がどんどん広がります。
理学療法士は勤続年数が長い職種なので、この差は数百万円単位になることもあります。
現場でよくあるボーナス後悔パターン
実際に転職してきたスタッフから、
「前の職場は賞与4ヶ月と聞いていたのに、思ったより全然少なかった」
という話を聞いたことがあります。
詳しく聞くと、基本給がかなり低く設定されていたとのことでした。
賞与は“月数”より“土台”がすべて。
基本給が低いと、どれだけ月数が多くても増えません。
この話を聞いてから、私は必ず「基本給」を最優先で見るようになりました。
年収で損しないための考え方|「月給」より「基本給」を見よう
転職時に大切なのは、
「月給いくらか」ではなく
「基本給いくらか」です。
基本給は、
・賞与
・昇給
・退職金
すべての基準になります。
いわば「年収のエンジン部分」です。
ここが弱いと、いくら頑張っても伸びません。
逆に、基本給がしっかりしている職場は、年数を重ねるほど差が広がっていきます。
目先の条件より、“長期的な年収”で考える視点が大切です。
職場選びで迷ったら、比較して考えよう
賞与や基本給は、1つの求人だけ見ても判断が難しいものです。
だからこそ、複数の職場を比較しながら考えることが重要です。
求人票の見方や職場比較のポイントについては、
こちらの記事で詳しくまとめています。
給与・働き方・サポート体制などを一覧で比較できるので、転職を考えている方は参考にしてみてください。
まとめ|賞与の月数だけ見てはいけない
理学療法士の転職では、
「賞与○ヶ月」に安心してしまう人が本当に多いです。
でも大切なのは、
・基本給を見る
・年収で計算する
・手当の内訳を確認する
・複数求人を比較する
この4つです。
賞与の仕組みを知っているだけで、同じ仕事でも年収が数十万〜100万円以上変わることもあります。
知らないだけで損をするのは、もったいないですよね。
ぜひ求人票を見る目をアップデートして、後悔のない職場選びをしてください。

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