「このままの働き方でいいのかな…」
「もっと患者さんに深く関わりたい」
「自分の技術を自由に活かしていきたい」
理学療法士として経験を積む中で、こんな思いがふと湧いてくることはありませんか?
私自身も、臨床経験を重ねるうちに「もっと自分のやり方で、結果にこだわった治療がしたい」と考えるようになり、整体院の開業を現実的に視野に入れるようになりました。
今回は、独立=整体院の開業を念頭に、準備や進め方、注意点などをまとめてご紹介します。
独立を考えたきっかけは“患者さんのためにもっとできることをしたい”という想い
日々の業務では、時間やルール、保険制度の枠に縛られて、「もう少し治療したいのに…」というもどかしさを感じることも。
自分が学んできた知識や技術を、もっとダイレクトに患者さんに届けたいという思いが、独立を考えるきっかけになりました。
独立・開業する前に考えたい5つの準備ポイント
- ターゲットを明確にする
高齢者?アスリート?働き世代の慢性痛?
自分がどの層に貢献したいのかを明確にすると、方向性がぶれません。 - 開業場所の選定
自宅兼用?テナント?自費での集客がしやすい地域か?
実際に通ってもらえる範囲やアクセスの良さも重要です。 - 最低限必要な設備とコストの把握
ベッド、施術道具、内装など…ざっと数百万は必要と感じる方も多いかもしれません。
でも、初めから全部揃える必要はありません。 - スモールスタートも視野に入れる
平日夜や土日に副業としてスタートする形も十分あり。
本業を続けながら、お試し的にニーズを探るのも一つの選択です。 - 家族やライフステージを含めた現実的な計画を立てる
独立は“人生設計”にも大きく関わるイベント。
家族との相談や将来設計も含めて考えることが、あとあと大切になります。
実際に行った準備・学び
- 技術系セミナー(筋膜リリースや内臓治療など)でのスキルアップ
- 同業者の整体院を見学して、現場の雰囲気や集客方法を学ぶ
- チラシやSNSの発信について勉強し、集客の仕組みも少しずつ理解
実際に知人が開業し、地域にチラシを配って順調に集客していたことも、大きな刺激になりました。
独立=成功とは限らない。だからこそ、段階的に進めよう
独立・開業には希望もありますが、リスクもあります。
とくに経済的な負担や集客の不安は大きなハードルです。
ですが、だからこそ
- 小さく始める
- 段階的に進める
- 柔軟に軌道修正する
という姿勢が重要だと思っています。
まとめ|理学療法士の独立は“可能性の選択肢の一つ”
開業=特別な人がするもの、ではありません。
「自分らしい働き方で、患者さんに貢献したい」
そう思ったとき、整体院の開業は十分に現実的な選択肢になりえます。
今すぐ独立しなくても構いません。
大切なのは、「いつでも動ける準備」を日々の中に少しずつ積み重ねておくことです。
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