「20代のうちにもっと成長したい」
「自信が持てないまま臨床に向き合っている」
「同年代と比べて、自分だけ遅れている気がする…」
理学療法士の20代は、一番悩みが多い時期です。
しかし同時に、20代は“伸びしろが最大”の時期でもあります。
この記事では、20代PTがぶつかりやすいキャリアの壁を整理し、
それらを乗り越えて成長速度を上げるための実践的な戦略をまとめています。
20代PTが直面しやすい5つのキャリアの壁
1. 臨床スキルの伸び悩み
知識も増えてくる一方で、
「何を見れば良いかわからない」「治療の方向性が決められない」
という気持ちになりやすい時期です。
2. 自信のなさと評価への不安
手応えがないまま患者さんを担当してしまい、
「これで合っているのか?」と悩みがち。
3. 人間関係・コミュニケーションの難しさ
先輩・多職種・患者さん…
関係を築く相手が多く、気疲れすることもあります。
4. “正解のないリハビリ”に迷う
教科書通りにいかない現場に出て、
「このアプローチで本当に良いの?」という葛藤が生まれがち。
5. 将来のキャリアが見えず不安になる
急性期・回復期・外来・訪問…
どの道を選ぶのか、何が自分に向いているのか判断しにくい時期です。
壁を乗り越えるための戦略① 臨床スキル編
観察力を鍛えると“臨床の解像度”が上がる
20代で最も差がつくのは、この観察力です。
上手いセラピストは、以下のような視点を常に見ています:
- 姿勢(どこに過緊張があるか)
- 荷重の偏り
- 呼吸パターン
- 動き始めの癖
- 痛みの出方とタイミング
「何を見るか」が明確になると、評価も介入も一気に楽になります。
壁を乗り越えるための戦略②
“仮説 → 検証”で臨床を回す
20代PTで最速で伸びる人の共通点は、
ただ治療するのではなく
① 仮説を立てる
② 介入
③ 結果を見てまた仮説を立てる
このサイクルを毎日回していること。
手技や運動療法そのものより、
「思考の質」が臨床スキルを伸ばします。
壁を乗り越えるための戦略③
書籍とセミナーは“順番”が命
20代で多いのが、難しすぎる本・セミナーを選んで挫折してしまうこと。
まず読むべき本
- 基礎解剖
- バイオメカニクス
- 臨床思考の本
- 呼吸・姿勢に関する入門書
これだけで臨床の軸が作られます。
避けた方が良い本
- 120%専門的すぎる本
- 治療効果が曖昧なノウハウ本
- 難解で再現性が乏しい内容
本選びを間違えると、勉強しても成長につながりません。
壁を乗り越えるための戦略④
人間関係・チームコミュニケーション
20代PTが最も苦労しやすいのが “相談の仕方” です。
良い関係を築くコツは、次の3つ:
- 事実だけを簡潔に伝える(結論 → 理由)
- 否定ではなく質問で聞く
- 「助けてください」ではなく「方向性を教えてください」
先輩に可愛がられる20代PTは、この3つがとても上手いです。
壁を乗り越えるための戦略⑤
20代は“キャリアの土台づくり”に集中する
どの道を選ぶか迷うのは当然です。
大切なのは、次の2つを意識すること。
自分はどんな患者層に興味があるのか
- 急性期での全身管理
- 回復期でのADL再建
- 外来での疼痛アプローチ
- 訪問での生活支援
どんな働き方が向いているのか
- チームで連携するのが好き
- じっくり患者と向き合いたい
- 在宅領域に興味がある
- 専門性を伸ばしたい
20代は“試して選ぶ時期”です。
選択肢を閉ざす必要はありません。
20代でやってはいけないNG行動
- ただルーチンをこなすだけ
- 職場の雰囲気に流されて学ばない
- 自己流に走りすぎる
- 短期で転職を繰り返す(理由が曖昧な場合)
この4つは将来の選択肢を狭めてしまいます。
まとめ|20代は“悩んで当然”、でも未来は変えられる
20代PTはスキルの土台を作る最重要期間。
悩むのは自然なことで、むしろ成長のサインです。
- 観察力を鍛える
- 仮説→検証の思考を回す
- 正しい順番で勉強する
- コミュニケーションの型を知る
- 将来のキャリアを広い視野で考える
この5つを押さえるだけで、
あなたの成長スピードは確実に上がります。
「焦らず、でも止まらず」
一歩ずつ積み重ねていきましょう。


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