理学療法士として働いていると、
「このままで大丈夫…?」
「周りが成長していて焦る…」
そんな不安がふと襲ってくることがあります。
私自身、15年以上の臨床の中で、何度も悩みました。
そして、たくさんセミナーにも参加しました。
セミナーを受けても「キャリア不安」は消えなかった
初期の私はとにかく外に学びを求めました。
呼吸・神経・整形・動作分析…興味のあるものは片っ端から参加。
学ぶことは楽しい。
でも「現場で成果が出ない」「何が強みか分からない」まま。
そんな自分に気づき、考えを改めました。
院内で結果を残すことがいちばん早い
評価されている先輩たちを観察すると共通点がありました👇
- 学んだことをすぐに症例で試す
- 成果と失敗を言語化している
- 院内で共有して、周囲の役に立てている
つまり、学びを臨床の価値に変換しているんです。
そこで私も行動を変えました👇
私が今も継続している3つのこと
- 症例ごとに「その日に考えたこと」を必ず記録する
- 小さな改善でも、なぜ変化したかを言語化する
- 反省点もセットで残し、次につなげる
この積み重ねが、後輩指導や職場内外へのアピールにつながります。
時間軸で積み上げると効果が大きい
焦らず着実に伸ばすために、私は次の3つのサイクルを続けています👇
■ 3ヶ月ごと
- 1〜2症例を院内の症例検討会で共有
- 意見をもらい、視点を増やす
■ 半年ごと
- 自分の対応がどう変わってきたかを整理
- 良かった点・改善点を確認
■ 1年ごと
- 成長した点と反省点を棚卸し
- 翌年のテーマを設定
成功例の共有だけが価値ではない
試行錯誤の過程こそ、信頼につながります。
資格・学びの優先順位は「今の課題」から逆算
資格は大事。でも、
目的が曖昧なままだと時間もお金も消耗します。
例👇
- 動作分析が苦手 → 整形・歩行関連の学び
- 評価に自信がない → 触診・神経系
- 後輩指導が増えた → 教育スキル
- 在宅を見ている → 福祉制度・環境設定
「なりたい未来」ではなく
“今の延長線上で必要なこと”を優先するだけで、
学びはキャリアに直結します。
まとめ|キャリアは臨床で磨かれる
- 学びを臨床で試し、小さく成果を積む
- 言語化して、共有することで強みに変える
- 過去と比較して成長を可視化する
- 資格や学びは課題から逆算する
理学療法士のキャリアは
派手な資格ではなく、日々の臨床で磨かれる力が土台。
焦らず、今できる一歩を着実に積み上げていきましょう。
あなたのキャリアは、まだまだ伸びます。


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