「収入がなかなか増えない…」
「本業だけでは将来が不安…」
そんなふうに思い、副業や開業を考えたことはありませんか?
理学療法士として働いていると、昇給やボーナスが少ないことへの不満や、努力が評価されにくい制度に違和感を覚え、「このままでいいのか」と感じることがあると思います。
私自身もかつて開業を真剣に検討しましたが、結婚して子どもがいたこともあり、収入が一時的にでもなくなるリスクを考えると、なかなか踏み出すことができませんでした。
その代わりに、他の施設でアルバイトをすることから始めたところ、多くの気づきと可能性がありました。
今回は、そんな経験をもとに、理学療法士が副業を始める前に知っておきたい3つの注意点をご紹介します。
1. 現実的な「収入目標」と時間のバランスを考える
副業というと「収入を増やす手段」として期待しがちですが、実際には時間との兼ね合いが大切です。
理学療法士が副業に使える時間は限られており、仮に1回の勤務で数千円〜1万円の報酬があっても、月に数回であれば大きな収入にはなりにくいのが現実です。
まずは、「月にどのくらい稼ぎたいのか」「どのくらいの時間を使えるのか」を明確にしてから動くと、無理なく続けられます。
2. 副業として「他の施設で働く」という選択
私自身、老健・デイケア・デイサービス・訪問リハ・自費リハの経験があります。
副業として他の施設でアルバイトをすることには、次のようなメリットがあると感じました。
- 実際の職場の雰囲気がよくわかる
- 働いているスタッフの生の声が聞ける
- 短時間・短期間でも現場経験が積める
- 合わなければ辞められる、合えばそのまま就職も可能
本業では見えなかった「別の現場の文化」や「リハビリのスタイル」に触れることで、自分の視野が広がるのも大きな収穫でした。
また、自分の職場での“あたりまえ”が、他ではそうでないことにも気づかされます。
「副業」として考えるだけでなく、将来的な転職先の候補を探すという意味でもおすすめです。
3. 自分のスキルや興味と副業をどう結びつけるか考える
副業は単に「収入を得る手段」ではなく、自分の強みや興味を活かせるチャンスでもあります。
理学療法士としてのスキルを生かすなら、訪問リハや自費リハ、フィットネス指導、オンラインでの健康アドバイスなどの選択肢もありますし、
まったく別の分野で「ライター」「ブログ」「講師」「動画制作」などに挑戦する人も増えています。
「自分に合っていそう」と思う分野があれば、まずは小さく始めてみることで、思わぬ道が開けるかもしれません。
まとめ:副業はキャリアの第一歩にもなる
理学療法士が副業を始めるとき、いきなり開業や大きなことに挑戦する必要はありません。
まずは、他の施設でアルバイトをしてみることから始めてみると、多くの学びと選択肢が得られます。
- 少しでも収入を増やしたい
- 別の働き方を試してみたい
- 新しい職場を探す準備がしたい
そんな思いがある方は、まずは一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?
次回は、理学療法士におすすめの副業10選をご紹介します。
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