はじめに
「臨床経験が浅いから面接で不利かもしれない」
そう感じて不安になる若手理学療法士は少なくありません。
しかし、面接官が見ているのは「経験年数」だけではなく、今後の成長意欲や姿勢です。
臨床経験が少なくても、伝え方次第で十分に高評価を得ることができます。
そこで今回は、若手PTが面接で評価されるために意識したいアピール方法を整理しました。
面接で高評価を得るアピール方法
- 学びを具体的に話す
- 小さな成功体験を伝える
- コミュニケーション力を強調する
- 成長意欲をアピールする
この4つを軸にアピールすると、経験不足を補い、面接官に「今後伸びる人材」として印象づけることができます。
1. 学びを具体的に話す
面接官は「基礎的な臨床スキルの理解度」を確認したいと考えています。
学生実習や新人研修で学んだことを、できるだけ具体的に伝えましょう。
例)
「股関節の可動域制限がある患者様に対して評価を行った際、指導者から〇〇という指摘を受け、その後の臨床では△△を意識して取り組んでいます。」
このように「学んだこと → 工夫したこと → 活かしたこと」の流れで話すと説得力が増します。
2. 小さな成功体験を伝える
若手PTでも、日々の臨床で小さな成功体験を積んでいるはずです。
「疼痛が少し和らいだ」「歩行が安定した」「動作の不安が減った」など、些細なことでも具体的に伝えることが大切です。
数値(例:可動域が10度改善)や患者の反応(例:「歩きやすくなった」と喜ばれた)を交えると、面接官に「この人は臨床で成果を出せる」と印象づけられます。
3. コミュニケーション力を強調する
臨床経験が少なくても、患者や家族との信頼関係を築く力は十分にアピールできます。
また、リハビリはチーム医療であるため、他職種との連携も大きな評価ポイントです。
例)
「患者様に納得していただけるように、説明時は専門用語を使わず、イラストを用いて工夫しました。」
「看護師やOTと連携し、患者様の在宅復帰に向けた目標を共有しました。」
こうしたエピソードは「即戦力」としての印象を高めます。
4. 成長意欲をアピールする
経験が浅い段階だからこそ「これから伸びる可能性」を伝えることが重要です。
具体的な目標や学びの姿勢を示すと、前向きな印象を与えることができます。
例)
「今後は脳血管疾患のリハビリに強いPTを目指し、学会や勉強会に積極的に参加したいと考えています。」
「資格取得を目標に、休日も学習を継続しています。」
将来像を語ることで、採用側は「長く活躍してくれそう」と安心します。
まとめ
臨床経験が少なくても、工夫次第で面接で高評価を得ることは可能です。
- 学びを具体的に話す
- 小さな成功体験を伝える
- コミュニケーション力を強調する
- 成長意欲をアピールする
この4つを意識するだけで「経験不足の弱み」ではなく「伸びしろの強み」として伝えられます。
経験が浅い今だからこそ出せる「前向きさ」を武器に、自信を持って面接に臨みましょう。
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