働き方を見直したい理学療法士へ
「気づけば毎日残業している」「定時に帰れた記憶がない」
そんな働き方に、そろそろ無理を感じていませんか?
理学療法士は、臨床・書類・カンファレンス・多職種連携などやることが多く、
職場によっては残業が常態化しやすい環境にあります。
だからこそ転職を考える際は、面接・見学の段階で“残業の少ない職場かどうか”を正確に見極めることがとても重要です。
ただし、求人票の「残業ほぼなし」の文字だけを信じるのは危険です。
実際には、内部の運用やスタッフの働き方によって大きく差が出ます。
まずは、残業の少ない職場を判断するための3つの視点を整理しておきましょう。
後悔しないための3つの視点
- 業務量と人員配置が適正か
- 記録・カンファレンス・書類作成の時間が業務内で確保されているか
- 残業の原因が組織として把握され、改善されているか
1. 業務量と人員配置が適正かを確認する
残業が多い職場は、単純に業務量が多すぎるケースがよく見られます。
まずは、以下のようなポイントを面接・見学で確認してみましょう。
- 1日の平均担当単位数はどれくらいか
- 担当患者数はどの程度か(急性期・回復期・外来などでの違いも含めて)
- 昼休憩はきちんと確保されているか
- スタッフ数に対して患者数は適正か
業務量と人員が合っていない=残業が前提の環境になりやすく、
どれだけ「残業少なめ」と書かれていても、現場のスタッフ運用次第で実態は大きく変わります。
2. 記録・カンファレンスが“勤務時間内”で完結しているか
残業の大きな要因になりやすいのが、記録・カンファレンス・書類業務です。
一見「臨床時間は17時で終了」となっていても、
そこから記録やカンファレンスが始まり、結果として毎日残業しているというケースは少なくありません。
面接や見学の際には、次のような点を質問・確認してみましょう。
- 記録の時間はどのように確保しているか(臨床の合間 / 業務時間として明確に確保 など)
- カンファレンスの頻度と時間帯(業務時間内か、時間外に行われることが多いか)
- 書類作成(報告書・計画書など)は勤務時間内で完結できる運用になっているか
「記録は各自の空いた時間でやっています」「業務後にカンファレンスを行うことが多いです」
といった回答が多い場合、残業が常態化している可能性が高くなります。
3. 残業が発生する理由が組織として把握されているか
残業が少ない職場には、必ず「残業を減らす仕組み」があります。
たとえば、次のような取り組みです。
- 業務フローの見直し(不要な作業や二重入力をなくす)
- 書類・様式のテンプレート化や、電子カルテ・ICTの活用
- カンファレンスや会議の時間を明確にし、時間内に終わるようルール化
- 残業時間の集計と、管理職によるフィードバック・改善
逆に、「なぜ残業が多いのか」を誰も説明できない職場は、
残業が“文化”として放置されている可能性があります。
面接時には、次のような質問をしてみるのも一つの方法です。
- 最近、残業時間を減らすために取り組んでいることはありますか?
- 残業時間はどのように管理されていますか?
ここで具体的な取り組みや改善事例が聞ける職場は、
働き方を大切にしている傾向が高いと言えるでしょう。
残業の少ない職場を見抜くための質問リスト
1日の流れに関する質問
- 理学療法士1人あたりの1日の平均担当単位数はどれくらいですか?
- 担当患者数の目安はありますか?
- 昼休憩はしっかり取れていますか?
書類業務・カンファレンスに関する質問
- カンファレンスの頻度と時間帯を教えてください。
- 書類作成や記録は、勤務時間内で行える体制になっていますか?
- 多職種カンファレンスは、時間通りに始まり時間内に終わることが多いですか?
職場環境に関する質問
- 月の平均残業時間はどれくらいですか?
- 17時(定時)に帰るスタッフは実際にいますか?
- 有給休暇の取得状況(平均取得日数など)はどうですか?
見学時にチェックしたいリアルなポイント
面接の言葉だけではわからないことも多いため、
見学時の“雰囲気”や“空気感”も大切な判断材料になります。
たとえば、次のような点を意識して見てみましょう。
- 終業時間前後のフロアの様子(定時で帰るスタッフがいるか)
- スタッフ同士の会話に余裕があるか、常に追われている印象か
- 机の上に書類の山が放置されていないか
- 「先に帰りづらい空気」が漂っていないか
求人票の条件だけでなく、
「ここで働く自分の姿をイメージできるか」も重要な視点です。
働きやすい職場を探すときに活用したい情報
自分一人で情報を集めるのにはどうしても限界があります。
複数の職場を比較しながら、自分に合った職場を探したい場合には、
転職サイトやエージェントの情報を組み合わせて活用するのも有効です。
当サイトでは、理学療法士向けの転職サイトを比較したページも用意しています。
▶ 理学療法士向け転職サイト比較ページ(主要3社の特徴まとめ)
残業の少なさだけでなく、
年収・働き方・キャリアの方向性も含めて検討したい方は、あわせて参考にしてみてください。
まとめ|残業の少ない職場には“仕組み”がある
残業の少ない職場は、単に「スタッフの頑張り」で成り立っているわけではありません。
・業務量と人員配置のバランス
・記録やカンファレンスの運用
・残業の原因を把握し、改善しようとする姿勢
これらが揃って初めて、無理のない働き方が実現します。
転職活動では、条件だけでなく、
「この職場で、数年後の自分はどう働いているか」をイメージしながら情報を集めてみてください。
あなたが安心して長く働ける職場に出会えますように。


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