「面接って、何を聞かれるんだろう…」
「うまく話せるか不安…」
転職面接を控えていると、こうした不安はつきものです。
私自身も、受ける側のときは緊張でうまく話せず落ち込んだことがあります。
今では面接官として人を見る立場になりましたが、
その経験があるからこそ「一生懸命伝えようとする姿勢」が何より大事だと感じています。
この記事では、理学療法士の面接でよく聞かれる質問と、
前向きに伝えるための答え方のコツを7つにまとめました。
よくある質問はこの7つ
理学療法士の転職面接では、以下のような質問がよく出てきます。
- 転職理由
- 志望動機
- これまでの経験・自己紹介
- 自分の強みと弱み
- 今後のキャリア・やりたいこと
- 前職で困難だったこととその対応
- 「何か質問はありますか?」(逆質問)
それぞれの質問について、意図と答え方のポイントを解説していきます。
1. 転職理由
意図: 本音と建前のバランスを見る。ネガティブな印象がないかをチェック。
コツ: 不満だけを話さず、「次にどうなりたいか」「前向きな変化」をセットで話す。
例:「業務量の多さに悩んだ時期もありましたが、今後はより〇〇に力を入れたいと考え、転職を決めました。」
2. 志望動機
意図: その職場を選んだ理由に納得感があるか。施設のことを調べているか。
コツ: 「家から近い」などだけで終わらせず、理念や特徴に共感した点を伝える。
例:「〇〇に力を入れておられる点に惹かれ、自分のスキルを活かしながら成長できると感じました。」
3. これまでの経験・自己紹介
意図: どんな業務をしてきたか、どのようなスタンスかを見る。
コツ: 「患者層」「担当業務」「得意分野」「役割」などを簡潔に伝える。
例:「急性期病院で3年間勤務し、整形疾患や術後リハビリを中心に担当してきました。」
4. 自分の強みと弱み
意図: 自己理解があるか、成長意欲があるかを見る。
コツ: 強みは具体例付きで。弱みは「どう工夫しているか」を添える。
強み:「相手の話を丁寧に聞き、関係構築が得意な点です。チーム内でも相談しやすい存在を目指してきました。」
弱み:「初めは緊張しやすい性格ですが、準備を入念にすることで落ち着いて対応できるようにしています。」
5. 今後のキャリア・やりたいこと
意図: 将来のビジョンや定着度を確認したい。
コツ: 「やりたいこと」だけでなく「職場でどう活かせるか」を添える。
例:「今後は呼吸器疾患の知識を深め、〇〇の場面でも貢献できる人材になりたいです。」
6. 前職で困難だったこととその対応
意図: 困難への対処法や、協調性・改善力があるかを見る。
コツ:「できなかった話」で終わらせず、「どう乗り越えたか」「学んだこと」で締める。
例:「当初、患者対応で悩むことがありましたが、先輩に相談したり本を読んだりして対応方法を工夫しました。」
7. 「何か質問はありますか?」(逆質問)
意図: 関心度・理解力・意欲をチェック。
コツ:「何もありません」はNG。事前に1つは聞きたいことを準備。
例:
・スタッフ間での連携はどのように行われていますか?
・新人教育の流れについて教えていただけますか?
面接で大切なのは「誠実さと前向きさ」
完璧な答えでなくても大丈夫です。
大切なのは、自分の言葉で、誠実に・前向きに伝えること。
「何を話すか」よりも、「どう伝えようとしているか」。
その姿勢こそが、面接官に届くメッセージになります。
まとめ|緊張していても、自分らしさは伝わります
最後に、理学療法士の転職面接でよく聞かれる質問をもう一度まとめておきます。
- 転職理由
- 志望動機
- これまでの経験・自己紹介
- 自分の強みと弱み
- 今後のキャリア・やりたいこと
- 前職で困難だったこととその対応
- 「何か質問はありますか?」(逆質問)
私も以前は受ける側として不安いっぱいでしたが、
今では面接をする立場となり、話し方以上に「その人らしさ」や「誠実さ」を大切に見るようになりました。
緊張していても、一生懸命に伝えようとする姿勢があれば、きっと伝わります。
この7つの質問をヒントに、自分の言葉で、自分らしさを届けてください。
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