理学療法士として続ける?辞める?迷ったときの判断基準5つ

働き方と悩み

「辞めたい気持ちはある。でも、本当に辞めていいのだろうか?」
理学療法士として働いていると、ふと立ち止まりたくなる瞬間があります。
それが一時的な感情なのか、本当に進むべきタイミングなのか。悩んだとき、私は次の5つの視点で自分を整理するようにしています。


1. 「辞めたい理由」を書き出してみる

まずは、自分の中にあるモヤモヤを具体的な言葉にして書き出すことから始めましょう。

  • 上司や同僚との人間関係がうまくいかない
  • 残業が多く、体力的にきつい
  • 給与や評価に不満がある
  • やりがいを感じられなくなった

頭の中でぐるぐる考えているだけでは、漠然とした不安が大きくなりがちです。
書くことで、自分の本音や本当の原因に気づけることがあります。


2. 「今の職場で解決できること」かを考える

辞めたい理由が、話し合いや環境調整で改善できる可能性があるかも冷静に見てみましょう。

  • 異動の希望を出せば、働きやすい部署に変われるかも
  • 上司に相談すれば、業務量の調整や働き方を見直せるかも
  • 一時的な人手不足など、状況が変わる見込みがあるかも

「辞める前にできることはなかったか?」
そう自分に問いかけてみるだけでも、後悔のない判断に近づけます。


3. 「3年後の自分」が今の職場で成長できているかを想像する

このまま今の職場で働き続けたとき、数年後の自分がどうなっているかを想像してみてください。

  • スキルアップできている?
  • やりたいリハビリができている?
  • 自分らしく働けている?
  • プライベートも充実させられている?

また、3年上・5年上の先輩たちがどのように働いているかを観察してみるのも、一つの判断材料になります。

  • 病棟リーダーや係のリーダーを任されている
  • 外来リハや特定の病棟で中心的に動いている
  • 結婚後も早く帰れている
  • 育児と両立しながら柔軟に働けている
  • 趣味や家庭の時間など、仕事以外の生活も大切にできている

数年後の自分が、その職場で前向きに、無理なく働いている姿が想像できるか
この視点が、転職を考える一つの手がかりになるかもしれません。


4. 転職以外に変えられることはないか?

辞めたい気持ち=転職ではありません。
「何かを変えたい」と思ったとき、転職以外の選択肢もあることを忘れずに。

  • パート勤務や時短勤務に変える
  • 他の職場で副業・ダブルワークを始めてみる
  • キャリア相談や専門家に話してみる

環境を大きく変えなくても、小さな選択で気持ちが楽になることもあります。


5. 辞めた後の選択肢が具体的にイメージできるか?

辞めた後にどんな働き方をしたいのか。
自分の中に次の道がイメージできているかも大切です。

  • 次に働きたい職場や分野がある
  • スキルや資格を活かして次に進めそう
  • 経済的な不安はある程度想定できている

「辞めたい」はゴールではなく、その先の人生のスタートです。
辞めること=失敗ではなく、次の一歩を踏み出すための選択肢と捉えてみてください。


まとめ|悩むことは甘えじゃない。選ぶことは前向きな行動

「辞めようかな」と思ったとき、
その気持ちを押し殺して働き続けるのが正解とは限りません。

  • 書き出すことで気持ちを整理する
  • 今の職場で変えられることを考える
  • 将来の自分に問いかけてみる

悩むことは弱さではなく、自分の人生に向き合っている証拠です。
より良い働き方を選ぶために、一度立ち止まってみてはいかがでしょうか?

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