理学療法士の履歴書 自己PRが思いつかないときに|“強み”を伝える3つのコツと例文集

転職ノウハウ

「自己PRに何を書けばいいか分からない…」と悩んでいませんか?

履歴書の自己PR欄に向き合ったとき、

  • 「強みって何だろう…」
  • 「ほかの人と同じようなことしか書けない」
  • 「頑張ってます、じゃダメなの?」

そんなふうに、手が止まってしまった経験はありませんか?

実際、私自身も転職活動の中で、「自分の強みをどう表現すればいいのか」迷ったことがあります。
ですが、ある“型”を知ってからは、スムーズにまとめられるようになりました。

この記事では、自己PRに悩む理学療法士の方に向けて、
採用担当に伝わる書き方と3つのコツ、そして例文をご紹介します。

自己PRは「強み × 根拠 × 応用」で伝える

まず最初に大事なことは、「上手に書こうとしすぎない」こと。
伝えるべきポイントが整理されていれば、それだけで十分です。

自己PRは、以下の3つを含めると自然に伝わります。

  1. 強み(あなたの特長)
  2. 根拠(そう思えるエピソードや経験)
  3. 応用(その強みをどう職場に活かすか)

この「強み→根拠→応用」の流れを意識すれば、読みやすく、印象に残る自己PRが作れます。

自己PRに使える“強み”のヒント【例付き】

「強み」といっても、特別なスキルや表彰歴が必要なわけではありません。
日々の臨床やチームでの関わりの中に、あなたらしい強みがあるはずです。

🔍 理学療法士に多い“強み”例

強み向いている職場・場面
傾聴力患者様との信頼関係が重視される場面(外来・訪問など)
観察力微細な変化に気づく必要がある領域(小児・急性期など)
協調性多職種連携の多い現場(病院・施設)
向上心勉強会参加・資格取得などの経験がある人におすすめ
柔軟な対応力チーム内での役割調整や臨機応変な判断が求められる職場

“強み”を伝える3つのコツ

① 結論から書く

私の強みは◯◯です。

まずは一言で言い切りましょう。
採用担当者は一瞬で「何が言いたいのか」を見ています。

② エピソードを1つに絞る

たくさん書こうとせず、1つの経験を丁寧に伝える方が印象に残ります
実習・担当患者様・スタッフとの関わりなど、小さなエピソードでOKです。

③ 強みをどう活かすかまで書く

「今後この経験をどう活かすか」を書けると、未来への視点が加わり、より好印象になります。

自己PRの例文【2パターン】

✅ 例文①:経験が浅い方・新卒向け

私の強みは「患者様の気持ちに寄り添う姿勢」です。
実習中には、表情や言葉の少ない高齢者の患者様に対して、話しやすい雰囲気作りを意識したことで、「あなたでよかった」と言っていただけた経験があります。
今後も、信頼関係を大切にしながら支援していきたいです。

✅ 例文②:中堅・実務経験あり

私の強みは「課題発見とチームでの提案力」です。
回復期病棟で5年勤務する中で、ADL改善が停滞していた患者様に対し、評価の再確認と介入方法の見直しをチームに提案。結果的に、日常生活動作の自立につながりました。
今後も、多職種と連携しながら患者様の可能性を引き出す関わりを続けていきたいと考えています。

よくあるNGパターンと改善ポイント

❌ 抽象的すぎる自己PR

やる気があります/何でも頑張ります

→ 具体性がなく、他の応募者との差がつきません。

❌ エピソードがなく、説得力が弱い

→ どんな小さな出来事でもいいので、「なぜそう言えるか」の根拠を添えましょう。

まとめ|あなたの強みは、きっと“現場の中”にある

履歴書の自己PRは、特別な実績がなくても書けます。
「どんな場面で、どんな行動をし、どう感じたか」
それを自分なりに整理して伝えるだけで、しっかりした自己PRになります。

あなたが日々の現場で積み重ねてきた経験こそが、最大の強みです。
ぜひ一度、立ち止まって言語化してみてください。

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