「今日も仕事が終わらない…」と感じていませんか?
・カルテが溜まって帰れない
・1日中バタバタして記録が後回し
・気づけば毎日残業
・休憩もゆっくり取れない
理学療法士として働いていると、こんな日が当たり前になっていないでしょうか。
私自身、回復期病棟で働いていた頃は、
「なぜこんなに時間が足りないんだろう」と毎日のように思っていました。
スキル不足なのか、段取りが悪いのか、自分を責めることもありました。
でも振り返ってみると、問題は能力ではなく、
“1日の組み立て方”そのものにあったと気づきました。
スケジュールと業務整理の考え方を少し変えただけで、
残業は減り、気持ちの余裕もかなり生まれました。
今回は、理学療法士の現場だからこそ使える
現実的なスケジュール見直し術と時間管理のコツを紹介します。
理学療法士の1日が忙しくなる3つの原因
まずは、なぜ「仕事が終わらない状態」になるのかを整理してみましょう。
① 記録業務を後回しにしてしまう
「あとでまとめて書こう」と思っていると、夕方にカルテが山積みになります。
結果的に、残業の大半は記録時間になってしまいます。
② スケジュールがギチギチ
1時間ごとに患者さんが入り、移動・家族対応・他職種連携…。
こちらの都合通りに予定が進む日はほとんどありません。
③ すべてを完璧にやろうとする
評価・治療・記録・書類・相談対応…。
全部を100点でやろうとすると、時間はいくらあっても足りません。
まずは
「忙しいのは自分のせいではなく、構造の問題」
だと理解することが大切です。
忙しさを減らすスケジュール見直しのコツ5つ
ここからは、私が実際にやって効果を感じた方法を紹介します。
どれも病棟の現場で無理なくできることばかりです。
① 1日の最初に「今日やる3つ」だけ決める
朝の時点で、
・今日いちばん重要な評価
・優先度の高い患者さん
・絶対終わらせたい書類
この3つだけ決めます。
全部やろうとしないことがポイントです。
優先順位が明確になるだけで、
「何から手をつけるか迷う時間」がなくなります。
② 記録は“まとめて”ではなく“その場で少しだけ”
多くの人がやりがちなのが、
「最後にまとめてカルテを書く」スタイルです。
でも病棟では、まとまった時間はほぼ取れません。
私は考え方を変えて、
・治療直後に2〜3行だけSOAPを書く
・評価所見はその場でメモ入力
・完璧に仕上げようとしない
この「途中保存」を徹底しました。
ポイントは
完成させることより、ゼロに戻さないこと。
少しでも入力しておくだけで、終業前の負担が激減します。
③ 「余白を作る」より「溜めない仕組みに変える
時間管理の本では
「予定の間に余白を作る」とよく言われます。
でも正直、病棟ではそんな時間は作れません。
1時間枠はきっちり埋まり、移動時間も固定。
OT・ST・看護師との連携で予定は常に変動します。
理想通りのスケジュールはまず不可能です。
そこで私は
時間を空けるのではなく、仕事を溜めない仕組みに変えました。
例えば、
・治療直後に数行入力
・評価メモはその場で残す
・午前か午後どちらかにカルテ用の1コマだけ確保
・完璧に書こうとしない
この程度で十分です。
「あとでやる」を減らすだけで、1日の疲労感はかなり変わります。
④ まとまった時間を待たず“細切れ処理”をする
「午後にまとめてやろう」
「空いた時間に一気にやろう」
こう考えると、だいたい失敗します。
なぜなら、空いた時間はほとんど発生しないからです。
急変、家族対応、相談…。予定は必ず崩れます。
だから私は、
・治療後30秒でメモ
・昼休みに少し追記
・空いた数分でチェック
この“細切れ処理”に変えました。
まとめて処理より、
こまめに終わらせる方が病棟では圧倒的に現実的です。
⑤ 完璧を目指さず「70点でOK」と考える
すべてを丁寧に、完璧にやろうとすると必ず時間が足りなくなります。
もちろん質は大切です。
でも、自分が疲れ切ってしまえば、結果的に患者さんへの対応の質も下がってしまいます。
だから私は
「まずは70点で回す」ことを意識しました。
必要な部分にエネルギーを集中させる。
これだけで、気持ちがかなり楽になります。
スケジュールを変えるだけで、働き方は本当に楽になる
昔の私は、毎日のように残業していました。
でも今思えば、
仕事量よりも「やり方」の問題が大きかったと感じています。
・溜めない
・その場で少しやる
・優先順位を決める
・完璧を求めすぎない
この4つを意識するだけで、1日は驚くほどスムーズになります。
理学療法士の仕事は体力も頭も使う仕事です。
だからこそ、
気合いではなく仕組みで楽をすることが大切だと思っています。
「忙しさ」は変えられます。
ぜひ、できるところから1つだけでも試してみてください。
きっと明日からの働き方が少し楽になります。

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