理学療法士が整体院を開業するために必要なもの一覧|準備・届け出・機材までチェックリスト形式で解説

キャリアと副業

「整体院を開業したいけど、何を揃えればいいのか分からない…」

理学療法士としての経験を活かして、整体院を開業したい。
そう考えても、いざ準備に入ると「必要なものって何だろう?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

実際、私自身も開業に向けて動き出したとき、「物」「手続き」「集客」の3つの面で次々と疑問が出てきました。

この記事では、理学療法士が自費の整体院を開業するうえで必要なものを一覧形式で整理しています。
小さく始めて少しずつ整えていくためのチェックリストとしてもご活用ください。

開業に必要なものは「3つのカテゴリ」で考えよう

  • ① 物理的に必要なもの(場所・機材・備品)
  • ② 書類や届出など制度的に必要なもの
  • ③ 集客や運営のために必要なもの

① 店舗・機材・備品など「物理的に必要なもの」

まずは、施術を行う場所や設備を整える段階です。

  • 開業する場所(テナント or 自宅の一室)
  • 施術ベッド(可動式・折りたたみ式・電動式など)
  • タオル類、シーツ、施術用カーテン
  • スツール・机・収納棚などの家具類
  • 鏡(姿勢確認用)
  • 消毒用品、アルコールスプレー
  • タオルウォーマー、ホットパック機器
  • 名刺・看板・パンフレット
  • スマホ・Wi-Fi環境(予約受付・連絡用)

「最初から完璧」を目指すよりも、必要最低限+信頼感のある空間作りがポイントです。

② 開業に必要な手続き・書類関係

整体院は医療機関ではないため、開業に許可は不要ですが、最低限の「届け出」は必要です。

  • 税務署への開業届(個人事業主として)
  • 青色申告承認申請書(節税対策に有効)
  • 事業用の銀行口座・屋号印の作成
  • 賠償責任保険(任意だが強く推奨)
  • 会計ソフトの導入(freeeやマネーフォワードなど)

国家資格(理学療法士)を有する施術者が対応していることを伝えると、信頼感にもつながります。
※ただし、「理学療法」や保険診療などの医療行為は行えません。

③ 集客や運営のために必要なもの

初期から準備しておきたい集客・運営ツールはこちらです。

  • ホームページ(WordPressまたは無料作成ツール)
  • Googleマップへの登録(Googleビジネスプロフィール)
  • SNS運用(Instagram・Xなど)
  • チラシやポスティング資料
  • LINE公式アカウント(リピートや問い合わせ用)
  • 紹介カードや割引チケット
  • 予約管理システム(無料ツール or Googleカレンダー)

施術記録や料金説明書などのテンプレートも、信頼性とリピート率アップに有効です。

④ サービス提供のために整えておきたいもの

  • 施術メニュー・価格表の整備
  • カルテやカウンセリングシート(紙 or デジタル)
  • 回数券やセット割引などの継続通院対策
  • 予約〜施術〜アフターケアまでの導線づくり
  • クレジット決済・キャッシュレス決済の導入

よくある質問(FAQ)

Q. 理学療法士は整体院を開業できるの?

→ はい、整体・リラクゼーション目的であれば可能です。
ただし「医療行為」「保険請求」はできません。

Q. 開業資金はいくらくらいかかる?

→ 自宅開業なら最低30万円前後。テナントを借りる場合は初期費用で100万円前後が目安です。

Q. 屋号やロゴは必要?

→ 法的には不要ですが、信頼性や集客効果を考えると用意した方が有利です。

まとめ|小さく始めて、必要に応じて整えていこう

整体院の開業には、準備すべきことがたくさんあります。
でも、すべてを完璧にしてからでなくても大丈夫。

まずは最低限の設備と信頼される環境を整え、少しずつ運営しながら改善していくのが現実的な方法です。

国家資格(理学療法士)を活かしながら、あなただけの整体院を形にしていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました