「次はどこで働こう?」
理学療法士として転職を考えたとき、こうした悩みに直面する方も多いのではないでしょうか。
病院、訪問リハ、老健、デイサービス…
選択肢はたくさんあるけれど、どれが自分に合っているのかはなかなか判断が難しいですよね。
私自身もこれまで、老健、デイケア、訪問、自費リハなど、さまざまな職場で働いてきました。
その経験から、「自分に合う職場選び」のポイントが見えてきました。
今回は、転職先を選ぶときに見ておくべき5つの視点を、職場ごとの違いも交えてお伝えします。
① 自分が「どんな働き方をしたいか」を明確にする
まず一番大切なのは、自分がどう働きたいかを考えることです。
- スキルアップを重視したいのか
- 家庭やプライベートを優先したいのか
- 安定収入が欲しいのか
- やりがいを重視したいのか
- ストレスの少ない環境で働きたいのか
② 職場の「リハビリのスタイル」と自分の相性を考える
職場によって、リハビリの内容や関わり方は大きく異なります。
- 病院(急性期):医師や看護師との連携が多く、疾患別の知識が必要
- 訪問リハ:利用者との1対1で、自分で判断する場面が多い
- 老健・デイケア・デイサービス:維持期や生活期の支援が中心。介護職との連携が鍵
③ 「人間関係」や「雰囲気」はどうやって見極める?
求人票には書かれていないけれど、人間関係のストレスが転職理由の上位になるのは事実です。
では、転職前にどう見極めるか?
- 見学に行って、職場の雰囲気を見る
- 可能なら副業や短期勤務で実際に働いてみる
- 働いている人から話を聞く
私自身も、アルバイトで働いてみて雰囲気が良かった職場に、後から就職したことがあります。
④ 給与・残業・休日などの条件面を正直に見ておく
条件で選ぶのは良くない…と思ってしまいがちですが、生活を支える収入や働きやすさは現実的に重要です。
- 給与水準(月給・賞与)
- 残業の有無・固定残業代の有無
- 有休取得率・休みの取りやすさ
⑤ 「自分が成長できるかどうか」も忘れずに考える
日々の業務だけで終わるのか、それとも新たな学びや挑戦があるのか。
- 教育・指導体制があるか?
- 勉強会や研修の機会があるか?
- 成長を評価してくれる風土があるか?
まとめ|職場選びで迷ったら「5つの視点」で見直そう
理学療法士の転職先は本当にさまざま。だからこそ、自分が大切にしたいものを明確にすることが大切です。
- 働き方の希望
- リハビリのスタイルとの相性
- 職場の人間関係
- 条件面
- 成長できる環境かどうか
この記事が、あなたの転職先選びのヒントになれば幸いです。
次回は、病院・施設・訪問のそれぞれの特徴と向いている人について、さらに詳しく解説します。
理学療法士の転職なら、プロに相談するのも一つの手段
「職場選びで失敗したくない…」という方には、転職支援サービスの活用もおすすめです。
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