理学療法士として働いていると、
「このまま臨床だけでいいのだろうか」
「収入や将来の選択肢を、もう少し広げたい」
そんな思いから、副業に興味を持つ方も多いと思います。
ただ、副業について調べ始めると、
- 収入を増やせる
- スキルアップにつながる
- キャリアの幅が広がる
といった情報が並び、
結局、自分は何を目的に副業を考えているのか分からなくなることも少なくありません。
副業に踏み出す前に整理しておきたいのは、
「やるか・やらないか」よりも先に、
目的とゴールを混同していないかという点です。
副業がうまくいかない原因は「ゴールが曖昧なまま始めること」
副業が続かなくなるケースを見ていると、
多くの場合、最初から努力不足というよりも、
- 判断基準が定まっていない
- 期待していたものと違った
- 比較対象がブレている
といったズレが積み重なっている印象があります。
その原因になりやすいのが、
副業のゴールを一度に複数持ってしまうことです。
副業のゴールは、大きく分けて2つしかない
副業のゴールは、整理すると次の2つに集約されます。
- 収入を得ることがゴールの副業
- 学び・経験を得ることがゴールの副業
どちらが正しい・間違いという話ではありません。
大切なのは、どちらをゴールとして選ぶかを明確にすることです。
ゴール①:収入を得ることが目的の副業
収入をゴールにする副業では、
判断基準はシンプルになります。
- 時間に対してどれくらいの収入が見込めるか
- 継続すれば再現性があるか
- 本業との両立が現実的か
このタイプの副業では、
「学びがあるか」「やりがいがあるか」よりも、
結果としてお金になるかどうかが重要です。
一方で、成果が出るまでに時間がかかる場合もあり、
途中で不安になりやすいのも特徴です。
ゴール②:学び・経験を得ることが目的の副業
学びや経験をゴールにする副業では、
見るべきポイントが変わります。
- 視野や考え方が広がるか
- 臨床や本業に還元できるか
- 将来の選択肢につながるか
この場合、
最初から収入を期待しすぎないことが大切です。
収入と比較し始めると、
「割に合わない」「意味があるのか分からない」と感じやすくなり、
本来の目的を見失ってしまいます。
ゴールを同時に追うと、判断がぶれやすくなる
「収入も欲しいし、学びにもなれば理想的」
そう感じるのは自然なことです。
ただ、最初から両方をゴールにしてしまうと、
- 収入が少ない → 不満
- 学びが多い → でも稼げない
- 稼げる → でも成長している気がしない
と、評価軸が揺れ続けます。
結果として、
続かない・納得感が残らない副業になりやすくなります。
副業のゴールは「途中で切り替えてもいい」
大切なのは、
ゴールを一つに決めたら、それを一生守り続けることではありません。
- 最初は学び目的で始める
- 経験が積み上がったら収入目的に切り替える
こうした流れは、むしろ自然です。
ただし、
- 同時に追わないこと
- 今のフェーズでのゴールを自覚しておくこと
これだけは意識しておきたいポイントです。
副業に手を出す前に、自分に問いかけたいこと
副業を始める前に、次の問いを考えてみてください。
- 今、優先したいのは収入か、学びか
- 副業に「何を期待しているのか」
- 期待が満たされなかったとき、何をもって納得できるか
この整理ができているだけで、
情報に振り回されにくくなります。
まとめ|迷わないために必要なのは「ゴールの明確化」
副業を始めるかどうかよりも大切なのは、
どんなゴールを設定しているかです。
- 収入をゴールにするのか
- 学び・経験をゴールにするのか
まずは、どちらか一つを選ぶ。
それだけで、副業に対する判断は驚くほど楽になります。
副業は、人生を大きく変える手段ではなく、
選択肢を増やすための一つの手段です。
焦らず、今の自分に必要なゴールを整理するところから始めてみてください。


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