忙しさの中でも、自分を整える時間はつくれる
理学療法士は、患者さんやご家族、他職種との連携、日々の書類業務など、心身ともに疲れやすい仕事です。
「いつの間にか疲れがたまっていた」「最近やる気が出ない…」と感じた経験はありませんか?
私自身も、回復期リハ病院で常勤として働いていた頃、終業後はぐったり、休日は寝てばかりという時期がありました。
それでも仕事は休めないし、誰かに頼るのも難しい。
そんなときに必要なのが、“自分で自分をケアする”習慣でした。
この記事では、日々の疲れをためこまないために、今からできる習慣づくりのヒントをお伝えします。
ストレスをためないための3つの習慣
- 1. 自分の状態を言葉にする習慣
- 2. 小さく整える時間をつくる習慣
- 3. 頼れる人・環境を持つ習慣
1. 自分の状態を言葉にする習慣
疲れやストレスは、気づかないうちにたまっていきます。
そのまま放っておくと、突然限界が来てしまうことも。
そんな時に大切なのが、「今の自分」を把握すること。
たとえば、
- 「今日はなんとなくイライラしてるな」
- 「最近、集中できない日が多い」
こうした“自分のサイン”を見逃さず、言葉にしておくことで、
「じゃあ今日は早く寝よう」「週末は何もしない日にしよう」と調整がしやすくなります。
2. 小さく整える時間をつくる習慣
1日の中で、ほんの5分でも良いので“自分のための時間”を意識してつくることも有効です。
例えば…
- 朝、白湯を飲みながら深呼吸する
- 帰宅後にストレッチをする
- 音楽を聴きながらお風呂につかる
大切なのは、「自分にとって落ち着ける・ホッとできる時間」であること。
これがあるだけで、気持ちに余白ができて、疲れの蓄積を防げます。
3. 頼れる人・環境を持つ習慣
真面目な人ほど、「自分だけでなんとかしよう」と抱え込みがちです。
でも、本当に辛くなってからでは、声を出すのも難しい。
だからこそ、
- 気軽に話せる同僚
- 話を聞いてくれる友人
- 不調時に受診できる場所
など、「いざという時の“逃げ場”」を持っておくことが、心の安心につながります。
おわりに
ストレスや疲れをゼロにすることはできません。
でも、それを“ためこまない”工夫はできます。
大きな変化を求めなくても、
「今日ちょっと無理しなかったな」と思えるだけで十分です。
頑張っている自分を責めるのではなく、
いたわる習慣を、少しずつ増やしていきましょう。
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