はじめに
理学療法士として働く中で、「今の職場、このままでいいのかな…」と感じたことはありませんか?
- 給料が上がらない
- 人間関係がつらい
- 残業ばかりで疲れた
- 将来のキャリアが見えない
こうした悩みは、多くのPTが一度は経験するものです。
そして転職を考え始めたときに必ず直面するのが「転職理由をどう伝えるか」という壁。
本音を話しすぎるとマイナス評価にならないか不安…。でも嘘をついても響かない…。
この記事では、理学療法士によくある転職理由をランキング形式で紹介しつつ、面接や書類でどう伝えればよいかのコツも併せて解説していきます。
よくある転職理由ランキングTOP5
- 給与・待遇への不満
- 職場の人間関係
- 業務量・拘束時間の多さ
- キャリアアップ・スキル向上
- 方針・理念とのズレ
第1位:給与・待遇への不満
給与面の不満は、理学療法士の転職理由で常に上位に挙がります。
特に回復期や介護保険領域では、長年働いても基本給があまり変わらず、手取り20万円台のままというケースも多く見られます。
昇給が数百円〜千円程度では、結婚・出産・住宅購入といったライフイベントを見据えた時に不安になるのも当然です。
実際によく聞く声:
「何年働いても給与が上がらず、将来が不安だった」
伝え方のコツ:
「経験を積む中で専門性を高め、より評価される環境で働きたいと感じました」
第2位:職場の人間関係
理学療法士の現場は、職種や立場を超えたチームで動くことが多いため、人間関係のストレスが溜まりやすい環境でもあります。
「派閥がある」「上司が感情的で相談できない」「スタッフ間の温度差が激しい」など、精神的なストレスで転職を決意するPTも少なくありません。
実際によく聞く声:
「陰口や対立が多く、精神的にしんどかった」
伝え方のコツ:
「チームで連携しながら働ける環境を重視し、自分の力を発揮できる職場を探しています」
第3位:業務量・拘束時間の多さ
「定時は17時だけど、実際に帰れるのは19時過ぎ…」「休憩もまともに取れない」
そんな状況が当たり前になっている職場もあります。
業務後にカンファレンス、勉強会、書類業務。しかも休日出勤やサービス残業が常態化していると、心も体も疲弊してしまいます。
実際によく聞く声:
「休憩も取れず、毎日くたくたで限界だった」
伝え方のコツ:
「働きながら専門性を高めるため、業務に集中できる体制の整った職場を希望しています」
第4位:キャリアアップ・スキル向上のため
より多くの症例に関わりたい、より高い技術を身につけたいという前向きな理由で転職を考える人も増えています。
将来的に訪問リハや自費リハに進みたいと考え、必要な経験を得るために転職するケースも見られます。
実際によく聞く声:
「もっと幅広い分野で経験を積みたい」
伝え方のコツ:
「より多様な対象者と関わりながら、臨床力を高めていきたいと考えています」
第5位:職場の方針・理念とのズレ
働くうえで、施設や病院の理念に共感できるかどうかは重要なポイントです。
「売上優先」「効率重視」で、患者一人ひとりと丁寧に向き合えない職場に違和感を覚えた経験はないでしょうか?
実際によく聞く声:
「患者を回すことばかり重視され、納得のいくリハができなかった」
伝え方のコツ:
「患者さん一人ひとりに丁寧に関われる職場で、より質の高い支援をしていきたいと考えています」
転職理由を伝えるときのポイント3つ
- 前職の悪口にならないよう注意
不満を伝えるより、次の職場でどう働きたいかを語る方が好印象です。 - 前向きな動機で締めくくる
不満があっても、「○○な環境で成長したい」とまとめましょう。 - 応募先とのマッチを伝える
見学やHPから得た情報と結びつけると説得力が上がります。
転職理由に迷ったら、プロに相談するのもあり
「自分の転職理由、これで大丈夫かな…」「どう伝えたら印象が悪くならない?」
そんなときは、転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。
レバウェルリハビリでは、理学療法士に特化した担当者が、あなたの希望や悩みに寄り添って転職活動をサポートしてくれます。
履歴書の添削や面接対策、非公開求人の紹介など、初めての転職でも安心して相談できます。
まとめ
理学療法士が転職を考える理由は人それぞれですが、上手に伝えれば“前向きな決断”として評価されます。
最後に、よくある転職理由TOP5を振り返っておきましょう。
- 給与・待遇への不満
- 職場の人間関係
- 業務量・拘束時間の多さ
- キャリアアップ・スキル向上
- 方針・理念とのズレ
転職理由に正解はありません。
大切なのは、自分の思いを誠実に、前向きに、相手に伝えること。
あなたの転職活動が、納得のいくものになるよう応援しています。
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