「自分だけ仕事が遅いのかな…」と感じていませんか?
気づけば毎日残業。
カルテが終わらず、最後はバタバタしながら記録を書いて帰る。
「もっと要領よくできる人もいるのに、自分は仕事が遅いのかもしれない…」
そんなふうに落ち込んだことはありませんか?
私自身、回復期病棟で働き始めた頃は、いつも時間に追われていました。
1時間ごとに患者さんが入り、移動・家族対応・他職種連携・書類業務…。
「こんなの物理的に終わらない」と思いながら、それでも自分の能力不足だと感じていました。
でもあるとき気づきました。
理学療法士の業務が回らない原因は、スキル不足ではなく「1日の組み立て方」にあるということに。
この記事では、理学療法士の働き方を見直すための“業務の設計方法”について、実体験をもとに解説します。
この記事でわかること
- 理学療法士の業務が回らなくなる本当の原因
- 忙しくなる職場の共通パターン
- 1日のスケジュールの組み立て方
- 現場で使える業務効率化の具体策
- 残業を減らすための考え方
なぜ理学療法士の業務は回らなくなるのか?
理学療法士の仕事は、想像以上に「同時進行」が多い職種です。
- 患者対応
- カルテ記録
- 家族対応
- カンファレンス
- 他職種との連携
- 書類作成
これらが常に並行して走っています。
さらに回復期では、単位数のノルマやスケジュールがびっしり入っているため、「空いた時間」がほとんどありません。
時間が足りないのではなく、構造的に忙しくなる設計になっている。
これが本当の原因です。
だから「もっと頑張ろう」「効率よく動こう」と気合いで解決しようとしても、根本的には変わりません。
必要なのは努力ではなく、“設計の見直し”です。
忙しい人ほどやってしまうNGパターン
- カルテを最後にまとめて書く
- 全部完璧にやろうとする
- 頼まれごとをすべて引き受ける
- その場の流れで場当たり的に動く
- 1日の流れを決めずにスタートする
これらは一見まじめな行動ですが、結果的に自分の首を絞めます。
特に「あとでまとめて記録しよう」は、残業の最大の原因です。
記録は“後回しの仕事”ではなく、“業務の一部”として組み込む必要があります。
残業しないための1日の組み立て方【5ステップ】
① 朝3分で「今日の全体像」を確認する
出勤したら、まず今日の予定をざっと見ます。
何人担当か、会議はあるか、書類はあるか、家族対応の予定はあるか。
これを把握するだけで、先回りした行動が取れるようになります。
② カルテ時間を“後”ではなく“途中”に入れる
1~2人ごとに2~3分だけ記録する小分け方式がおすすめです。
要点だけ入力するだけでも、夕方の負担が劇的に減ります。
③ 突発業務が入る前提で動く
理学療法士の1日は必ずイレギュラーが起きます。
最初から「絶対何か起きる」と想定しておくだけで、気持ちの余裕が違います。
④ 退勤前は“新しい仕事を入れない”
退勤30分前は片付けと記録の時間と割り切ることで、帰宅時間が安定します。
⑤ すべて自分で抱え込まない
相談する・お願いする・後日に回す。これも立派な業務調整です。
業務効率化とは「早くやること」ではなく「抱え込まないこと」です。
回復期で実際にやっていた私の工夫
- 治療後すぐメモを取る
- カルテはこまめに入力
- 昼休みに全部書かない
- 夕方は整理時間にする
これを続けただけで、以前より早く帰れる日が増えました。
特別な能力は必要なく、1日の流れを少し変えただけです。
それでも回らないときは「職場環境」を疑う
- 単位設定が過剰
- 会議が多すぎる
- 人員不足
- 構造的に無理なスケジュール
こうした環境では、どんなに頑張っても限界があります。
「自分が悪い」と思い込まず、職場そのものを見直す視点も大切です。
まとめ
理学療法士の業務が回らないのは、能力不足ではありません。
問題は「時間」ではなく「設計」です。
- 1日の流れを決める
- 業務を小分けにする
- 抱え込まない
- 仕組みを変える
まずは明日、朝3分のスケジュール確認から始めてみてください。
働き方は、意外と簡単に変えられます。


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