「最近、仕事がつまらない」と感じているあなたへ
「感謝されても、以前のように嬉しさを感じない」
「毎日、ただ仕事をこなしているだけ」
「このまま理学療法士を続けていていいのだろうか…」
そんなふうに思うことはありませんか?
私自身も、業務に追われていたある時期、患者さんと関わっていても
どこか“心ここにあらず”の状態になってしまったことがありました。
この仕事が嫌いなわけではない。
でも、「やりがい」ってなんだったっけ?と思う自分がいたのです。
1. やりがいを見失っているサインとは?
やりがいを感じられなくなると、次のような変化が出てきます。
- 仕事に行くのがなんとなく憂うつ
- 感謝の言葉に反応できない
- 成果が見えても、達成感が薄い
- 1日を振り返っても、印象に残る場面がない
私は回復期病棟で毎日10人以上の患者さんを担当していた時期、
「今日、誰にどんなリハをしたっけ?」と思い出せない日がありました。
その瞬間、「今の自分、ただ作業をこなしてるだけだな…」と気づいたのです。
2. なぜ、やりがいを感じられなくなるのか?
● 業務がルーチン化している
慣れてくると効率は上がりますが、そのぶん新鮮さや感動も減っていきます。
● 成果が見えにくい環境
慢性期や終末期など、リハビリの効果がすぐに見えない領域では、
「自分のやっていることに意味があるのだろうか」と悩むこともあります。
私も慢性期へ異動したとき、「状態が大きく変わらない患者さん」に対して
どう関わればいいのか分からず、モチベーションが下がった経験があります。
● 人間関係や評価への不満
頑張っても評価されない、理解されないと感じると、「何のためにやっているのか」と虚しさが残ります。
3. “嬉しかった瞬間”を思い出してみよう
そんなときこそ、初心を思い出すことが大切です。
- 実習中に「ありがとう」と言われて胸が熱くなった日
- 担当した患者さんが、立てるようになったときの喜び
- チームで工夫し、ADLが改善したときの達成感
私の場合、「歩けるようになったから、旅行に行けそうです」と話してくれた方の笑顔が、今でも忘れられません。
それは、“自分の仕事が誰かの未来に役立っている”と実感できた瞬間でした。
4. 小さなやりがいを拾い直す習慣
忙しさに埋もれてしまっただけで、やりがいはきっとそこにあります。
- 「ありがとう」と言われたら、しっかり受け取る
- 1日の終わりに“嬉しかったこと”を1つ書き留めてみる
- 患者さんとの小さな変化を、自分の中で意味づけてあげる
- 後輩指導の中で、自分の成長を再確認する
やりがいは、劇的な成果だけではなく、日々の積み重ねの中にもあると気づけるようになります。
5. それでも苦しいときは、環境を見直してもいい
どうしてもやりがいを感じられない日々が続くなら、無理に耐える必要はありません。
- 部署異動を相談する
- 働き方を見直す(訪問リハ、非常勤、副業など)
- 職場自体を見直してみる
ある先輩は、休日にパーソナルトレーナーの副業を始め、
「直接“ありがとう”を言われる機会が増えて、やりがいを取り戻せた」と話していました。
また、今の職場にこだわらず、“自分に合った環境”を探すことも大切です。
最近では、理学療法士向けの転職サービスも充実しており、
無理に辞めなくても、まずは情報収集から使えるサービスもあります。
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まとめ|やりがいは、“もう一度見つけ直せる”もの
理学療法士の仕事は、毎日が感情労働であり、目に見えにくい努力の積み重ねです。
だからこそ、ときに「やりがいを見失った」と感じるのは自然なことです。
でも、それは終わりではなく、自分にとってのやりがいを見直すきっかけにもなります。
「この仕事をしていてよかった」と思えた、あの瞬間の気持ちを思い出してみてください。
そこに、もう一度前を向くヒントがあるかもしれません。
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