「こんなに単位が多いなんて聞いてない…」と後悔していませんか?
転職や就職を考えるとき、給与や休日、立地はしっかり確認しますよね。
でも意外と見落としがちなのが「リハビリ単位数」です。
- 1日何単位担当するのか
- ノルマはあるのか
- 記録は勤務時間内に終わるのか
ここを確認せずに入職してしまい、「思っていたよりきつい…」と後悔する理学療法士は本当に多いです。
私自身、回復期病棟で長く働いてきましたが、単位数の違いだけで働きやすさは大きく変わると実感してきました。
理学療法士の働き方を左右するのは、実はこの「単位設定」かもしれません。
今回は、リハビリ単位数の実態と、ノルマがきつい職場を事前に見抜くためのチェックポイントを整理していきます。
まず知っておきたい「リハビリ単位数」の基本
理学療法士の診療報酬は、1単位=20分で計算されます。
例えば、
- 18単位=6時間
- 21単位=7時間
単純計算でも、かなりの時間をリハビリに充てていることが分かります。
しかし実際の業務は、リハビリだけではありません。
- カルテ記載
- カンファレンス
- 家族指導
- 書類作成
- 多職種連携
- 移動時間
これらは単位に含まれない「間接業務」です。
つまり、単位数が多いほど、勤務時間のほとんどがリハビリで埋まり、記録や調整業務がはみ出していく構造になっています。
この「単位外の仕事」が、忙しさの正体とも言えます。
単位ノルマがきつい職場で起こるリアル
単位数が多い職場では、どんなことが起こるのか。
例えば、
- 昼休みに記録を書く
- カンファレンスが残業になる
- 家族対応が終業後にずれ込む
- とにかく“回す”リハビリになる
- 患者さん一人ひとりに十分向き合えない
こうした状況が日常になります。
私が勤務していた回復期病棟でも、単位が多い日は本当に余裕がありませんでした。
理学療法士の評価や治療を深く考える時間が取れず、「こなすだけの1日」になってしまうこともあります。
単位数は、体力だけでなく気持ちの余裕まで奪っていきます。
診療報酬改定でも「間接業務の評価」が議論されている
また、2026年度の診療報酬改定に向けては、従来の「疾患別リハビリの実施時間=単位」という枠組みだけでなく、カンファレンスや多職種連携などの間接業務も評価対象とする方向の議論が進められています。
これは、現場では単位に含まれない会議や調整業務が評価されていないという声に応える動きです。
制度としての詳細は今後の確定待ちですが、「リハビリ以外の業務負担が大きい」という現場の実情が問題視されていることは間違いありません。
だからこそ、単位数だけでなく、業務全体の負担を確認する視点がより重要になっています。
単位設定はどれくらいから忙しく感じる?
あくまで現場感覚の目安ですが、
- 18単位以下 → 比較的余裕を持って働きやすい
- 19〜21単位 → やや忙しさを感じる人が増えてくる
- 22単位以上 → 記録や調整業務が勤務時間内に収まりにくなる傾向
このあたりが一つの分かれ目になる印象があります。
もちろん病期や人員体制によって変わりますが、求人票を見るときは「単位数が多すぎないか」という視点を持つだけでも大きな違いになります。
ノルマがきつい職場を見抜くチェックポイント5つ
- ① 1日の平均単位数は何単位か
- ② 記録時間は勤務時間内に確保されているか
- ③ カンファレンスや家族対応は単位外業務か
- ④ 実際の残業時間はどれくらいか
- ⑤ スタッフに余裕や笑顔があるか
数字と同じくらい、現場の雰囲気も重要なサインです。
スタッフが常に忙しそうにしている職場は、単位が詰め込まれている可能性が高いです。
まとめ
- リハビリ単位数は働きやすさを左右する重要ポイント
- 単位が多いほど単位外業務が圧迫されやすい
- 間接業務の評価は制度面でも課題になっている
- 面接や見学で具体的な数字を必ず確認する
- 単位数と職場環境の両方で判断することが大切
理学療法士の働き方は、職場選びでほぼ決まります。
後悔しないためにも、「単位数」という視点を忘れずにチェックしてみてください。
それだけで、きつい職場を避けられる確率はぐっと上がります。
自分が長く続けられる環境を、ぜひ選んでください。


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